Nidi gallery

Take a step forward !

2011.4.19

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先週14日(木)にて、永瀬沙世写真展“Water Tower”(←展示風景UPしました。下段の小さな画像をクリックしていただくと大きくなります!)終了いたしました。本当に沢山の方(驚くほどに!)のご来廊いただきまして、誠にありがとうございました!心よりお礼申し上げます。

今回はNidi galleryにとっても移転という新たな一歩ということもあり、このように永瀬沙世さんにオープニングの個展を開いていただけたことに大変感謝しております。

また移転のオープニングをお祝いくださった赤坂Nidiから変わらず応援してくださっている皆様にも心からありがとうございます!とお伝えしたいです。そして、渋谷オープンにて出会えたみなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

先日のブログでも書かせていただいた通り、今回は大地震直後の展示ということで、「このような時に開催をしていいものか、、」と永瀬さんと一緒にいろいろと悩んだこともありました。

でも、ご来廊くださった方々からの反応やご感想などをいただき、展示が終了した今、「やっぱり開催して良かった・・・」と思っています。永瀬さんも同じように思われていたこともとても嬉しく、つい熱く語りあった時間もありました。

この展示がこのタイミングでみなさんから嬉しい反応をいただけたのは、何より永瀬沙世さんの作品だからだったと思います。

伝えたいこと、表現される世界がぶれることなく一貫して制作続けているアーティストの作品は、どんな状況でもまっすぐ伝わるのだな、と感じたのでした。

アート・カルチャーといったものは、社会のしくみの中で優先順位が低いかもしれません。それでも、アートやカルチャーが担う役割は大きいのではないか、と思っています。

何故なら、社会は個人の集まり。個人を形成するのは心、思考、パーソナリティ。アートはその個人、ひとりひとりに語りかけ、エッセンスのように人生を豊かにしてくれたり、考える土台の形成の機会を与えてくれたり・・・また、他人の思考やメッセージを“言葉”とは違った形で個々がイマジネーションを駆使しながら、受け止めることのできる貴重な体験なのだと思うのです。

だからこそ、作品の発表の対象を限られた世界や業界だけに留まらず、社会のひとりひとりの方に伝えたいと強く思い、個々の人たちを尊重されているアーティストの方に、私は共感を持ち尊敬しています。それがまさに永瀬さんです。

永瀬さんの送られるメッセージは、幅広い方々に語りかけていて(クールに!でも、実は情熱的に!)、それは、結果的にそうなっている訳ではなく、永瀬さんの根底に意識して流れている気持ちなんだと側にいて強く思いました。

単なる個人的な心象風景の表現では、一時的に“共感”を得られても、人の心の奥には語りかけないと私は思っています。時間が経っても時代が変わっても、人に響くものがアートだと受け止めていて、それはそう簡単に生まれるものではないと思います。今回、2006年に発刊された永瀬さんの写真集『青の時間-THROUGH THE LOOKING‐GIRL』が証していたように、何年経ってもやっぱりいいものを創造される方だな、、と思ったのでした。

永瀬さんの作品は一見すると“イメージ”的に受け止められる方もいられるかもしれませんが、私はコンセプチュアルなものだと受け止めています。(STUDIO VOICEさんのレビューにも書かれていましたが、私もまさにそのように恐れ多くも思ったひとりです。)コンセプチュアルな作品ではないように敢えて計算されつくされている・・・ところも永瀬さんの作品の魅力だと私は思えてならないのです。

だからこそ、多くの方の心に響き、影響するパワー(しなやかな“力”です。)があるのだと実感しました。つい長々と語ってしまいましたが、本当にいろんなことを吸収できた3週間、、、永瀬さん、本当にありがとうございました!!

今週の22日(金)からは、今回の個展でも発表&先行販売させていただいていた『Asphalt & Chalk』のパネル展示を渋谷パルコB1の洋書ロゴスさんにてパネル展示をされる永瀬さん。こちらもとても楽しみです!おすすめです!!( click!

こちらは現在のロゴスさんの様子→

最後になりましたが、、、

写真集『WATER TOWER』、作品、、とたくさんの方にお買い求めいただきまして、誠にありがとうございました。東日本大震災の義援金として、日本赤十字社に売上げの10%を寄付させていただきます。