Nidi gallery

五感を使う楽しみ

2009.6.26

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Nidi galleryのあるマンションの北側に位置する青山通りには和菓子の老舗、とらやの本店があります。ちょうどギャラリーに向かう途中、黒地に黄色い『虎』マークの大きな看板がビルの合間に見え隠れします。

すぐ近くにその看板を見ながら、つい先日、友人と観に行った映画『eatrip』を思い出しました。(ちなみに、東京では上映は終わってしまったようですが、オススメです。ぜひ機会があればDVDなどでご覧になってみてください!いつもオススメするタイミングが遅くてすみません。。)

『eatrip』はフードディレクター野村友里さん監督の“食”をテーマにしたドキュメンタリー映画です。さまざまな人の“食”に対する考え方や姿勢、生活などが映し出されていて、考えさせられるいい機会を与えてくれました。決して堅苦しくなく、楽して美味しそうな映像で・・・。

その中で、大本山池上本門寺ご住職の酒井日慈さんや、茶道の先生の千 宗屋さんが“食”と“五感”について語られていたのが印象的でした。

暑くなってきたこともあって、ちょうど映画を観る数日前、洋菓子に比べてさっぱりめの和菓子が無性に食べたくなり、「夏の和菓子はどんなものがあるかな、、」とインターネットなどで調べていたところでした。相変わらず食いしん坊な私ですが・・・。

すると「和菓子は五感の芸術」とあり、「なるほど“五感”かぁ」と心に残っていた言葉だったので、映画でもこの“五感”という言葉に反応してしまいました。“食”に“五感”を楽しむことを大切に考えるあたり、改めて素敵な文化だな、、、と。一見当たり前のことのようですが、意外と意識しないと感じ方が違ってくるように思います。

五感『味覚』『触覚』『嗅覚』『視覚』『聴覚』。

そんな訳で、ギャラリーの裏に位置するとらやで和菓子を買ってみました。いくつか買ってみましたが、お気に入りは写真の『沢辺の蛍』。

蛍は夏の風物詩。川のほとり、緑が繁る中に蛍の光がほんのり輝く風景がイメージされるデザインですね。菓銘を『聴覚』で楽しめる和菓子は、ゆったりと思いを巡らせながら食べたいものです。

「和菓子は五感の芸術」。今日は、とても身近に楽しめるアートがいろんなところにあることを実感しました。