Nidi gallery

ジャネット・カーディフ&ビュレス・ミラー展

2009.5.15

facebookでシェア twitterでツイート このページのリンク

随分ご無沙汰してしまいました!気づけば5月も半ば・・・みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

先ほど、自宅のテーブルで山積みになっている書類をかたずけていたら、先日行ってきたメゾンエルメスで開催されている“ジャネット・カーディフ&ビュレス・ミラー展”のDMが出てきました。これはみなさまにオススメしたかった展覧会です。慌てて「いつまでだろう?」と思い調べたら、明後日17日(日)まででした。。(すみません!もっと早くブログに書くべきでした・・・)あと2日の展示ですが、週末に銀座に行く予定のある方やお時間がある方は良かったら足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

ジャネット・カーディフとビュレス・ミラーはカナダ人アーティスト。今回はサウンドインスタレーションと映像作品が展示されています。

40台のスピーカーを使った迫力あるインスタレーション。タイトルは「The Forty-Part Motet 40 声のモテット」。

私がギャラリーに足を踏み入れたとき、楕円の形を描くように配置されたスピーカーから、ザワザワ、、コソコソと話し声が・・・。咳払いや笑い声も。少しすると、一斉に大合唱が始まりました。自分がまるで大聖堂で合唱を聴いているかのような感覚になりました。スピーカーに近づくと、ひとつのスピーカーが各パートを受け持つひとりの歌声であることに気付きます。それが40個のスピーカーから流れることで、個が融合してひとつのハーモニーを作りあげるのです。スピーカーが並ぶ円の中心に立つと完成された美しい大合唱の響き。そして、ひとつのスピーカーの前に立ってひとりの歌声に耳を傾けると、まるで自分がそのパートになったかのようにも楽しめました。合唱が始まる前の話し声は私たちをよりリアルな感覚にさせ、スピーカーの前で足を止めるたび、「あ、これはおじさんだ」とか「これは少年できっとソプラノの声かな」といった風で面白い体験でした。

「演奏会では普通、聴衆は合唱団の正面にの「定位置」に座ります。この作品を通じて私は、聴衆が歌う側の視点で音楽を体験できるようにしたいと考えました。どの歌い手の耳にも、一人一人違った構成の音楽が聞こえているはずです。聴衆が空間を自由に動き回れるようにすることで、それぞれの歌声と親密な関係を結ぶことができるようになります。また、音楽とは一定の形を持たない構造物である、ということが明らかになるでしょう。」(展覧会リーフレットより) 

もうひとつの映像作品「Night Canoeing ナイト・カヌーイング」も、“音”が強く影響して自分もその映像の中に参加しているかのような錯覚を生み出す作品でした。

メゾンエルメスの展示は、いつも驚きと発見のあるものを私たちに紹介してくれます。そして、インスタレーション好きの私にはたまらない空間です。