Nidi gallery

Kiki Smith & Maira Kalman ふたりの女性

2010.9.1

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先日、外苑に行った際にon Sundaysに立ち寄ったら、ふたりの大好きなアーティストの新しい本が出ていたので迷いなく購入しました。

Kiki Smith<キキ スミス>もMaira Kalman<マイラ カルマン>も50~60代の大御所女性アーティスト。個人的に私はKiki Smithが大好きで留学時代に研究もしたので思い入れがあるのですが、Maira Kalmanも好きです。

Kiki Smithは主に人間の身体、そこから細胞、動物、自然、星座、、そして童話などとテーマを展開して制作しています。彫刻からドローイング、、インスタレーション・・・と表現媒体は幅広く、どの作品からもKiki Simithの不思議世界が伝わってきます。

フェミニストアーティスト(日本ではあまり受け入れられないかもしれませんが、、)ということもあって、女性にフォーカスした作風ははかなげで可愛さがありながらも「ギョッ」とするような不気味でグロテスクな面もあります。全てを表出するようなラジカルさ、メッセージ性の強さが共存する幻想的な世界を形成している女性。おそらく好き嫌いがハッキリと分かれるようなアーティストかも知れませんが、、。

ちなみに私はキキさんの赤ずきんちゃんシリーズやドローイングが大好きです!

そして一方、ご存知な方も多いと思いますが、Maira Kalman。 名前はピンとこなくても、みなさんどこかで必ず彼女のイラストレーションをご覧になっていると思います。有名なものでは、アメリカの雑誌『New Yoker』の表紙のイラストレーションや、日本でもいろんな雑誌で作品が表紙になったりしています。

彼女特有の視点から描かれた日常生活や人物画などなど、ユーモアがあってとびっきり愛らしい動物や人間たちの世界。多くの人の心を「ホッ」と和ませたり、「クスッ」と笑わせてくれたり。。幸せにさせてくれます。でもその裏の孤独、切なさや人種問題なども表現されていて、懐が深く人間味溢れるアーティストだなぁ、と感じます。

私は、刺繍やビーズなどのファッションやクラフトといった装飾的なものでテーマを持って表現されている作品が好きなのですが、キキさんもマイラさんもその手法の作品を制作しています。その手法がクリティカルなものであったとしてもどこか和ませてくれたり中和される感じが好きです。

全く違うふたりの女性が作り出す世界だけれど、どちらも共感できて大好きです!

本の中身はぜひどこかで見つけられたら、ペラペラとめくって見てください。

芸術の秋はもうすぐそこですね!!