Nidi gallery

ずっと好きなこと

2010.6.7

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少し話題が遡りますが、先月の5月に開催されたMIKA POSAさんの写真展”Lovely Smile & Happy Moment”に、大好きなフォトグラファーの永瀬沙世さんも来てくださいました。

そう!永瀬さんは今年の2月に”jasmine zine × 永瀬沙世 写真展 – The Trinity -”をNidiで開催してくださった記憶も新しいと思います。そして、今回写真展を開いてくださっていたMIKA POSAさんと永瀬さんは意外な接点があったのです。

今から3年前の2007年に発行された『ずっと好きなこと』という本でお仕事をご一緒されたとのこと。

この本は「さまざまな道を経て、好きなことを仕事にできた女性たちのストーリー」(本の帯より抜粋)がテーマとなっており、各分野で活躍されている8名の女性が選ばれて、「好きなこととは何か?」と向き合い、仕事の方向転換などを経て自分らしい生き方に辿り着いた方々のエッセイ集です。

その8名の中のひとりにモデルからプロフェッショナルのフォトグラファーと転身された永瀬さんがピックアップされ、MIKA POSAさんはこの本の中の写真(=8名の女性達)の撮影をされたのだそうです。(表紙の写真はMIKA POSAさんが撮影された永瀬さんの作品)

MIKA POSAさんと永瀬さんは3年ぶりの再会で、「あの時、実は緊張してたんですよー」などとお話されていて(え!?今頃告白!?)と笑ってしまいました。そうですよね。永瀬さんは元モデルさんではありますが、その頃はフォトグラファーとして自分がカメラを持って被写体に向かう立場。それなのに、その仕事姿をまた別のフォトグラファーに撮影される機会なんてなかなかないですよね。

MIKA POSAさんと永瀬さんは“フォトグラファー”とひとくくりにすることもできますが、作品のテイスト、表現されているもの・こと、個性が反映された存在感はやはりそれぞれで、ひとことでは言い表せないおふたりです。でも同じ女性フォトグラファーとして共感することも多いようで、久しぶりの再会にたくさんおしゃべりされていました。十人十色、でも仕事と向き合うプロフェッショナリズムや情熱はサラリと言葉にされる表現は違っていてもやはり同じ。活躍されている方はオーラと輝きがあるな〜と感じました。

私はその後、この『ずっと好きなこと』を読み、ピックアップされている8名の方々とは雲泥の差(どころではない!)の私ではありますが、自分の人生と重ね合わせ、「仕事から学ぶことは多く、楽しさを感じることはあったけれど、どこか違和感を感じたり、一度きりの人生このままでいいのだろうか・・・」と自問自答したり、そして違う世界を知りたくなったり、新しいことにチャレンジしたくなったり、、と思いっきりあがいていた20代の頃の私を思い出しました。

読みやすい文章の中にも、みなさんが体験された苦悩や苦難が所々にちりばめられていて、「ひとりひとりが自分にとって最高の生き方を探しているんだ。」とごく当たり前のことながらも改めて感じさせられました。そして、また、自分に置き換えて、これまでのいろんな出会った人々や仕事が今の自分を作り上げてくれているんだと実感し、感謝しました。

2007年の出版、3年前・・・と言うと最近のようにも感じもしますが、社会の変化が激しい今となると随分前でもあります。ただでさえ難しい「好きなことを仕事をする」は、今の社会では更に難しい時代かもしれません。

でも、前向きになれる本には変わりありません!もちろん、本に出られている方々はそうそうたるメンバーだし、同じように実践すれば夢は叶う!なんてことはあまりないと思いますが、“しぶとく”思い続けることや、徹底的に追求する、努力すること(永瀬さんのページがやっぱりすごい・・・尊敬。私はできていないなぁ・・・と反省。)、チャンスを見逃さないなど、・・・などを含む、参考になることやエールがたくさん詰まっていました。読む年代によっても感じ方が違うかもしれないところも面白い、と思いました。

私のずっと好きなこと・・・。それは、「ちいさなものでも何か表現されていて心に響くもの」「何か生み出そう!という人の気持ち」です。それがFine Art(純粋美術)でもApplied Art(応用美術=デザイン、ファッションなど)でも小さなメモに描かれた落書きでも。。。