Nidi gallery

奥深いです

2008.11.18

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“Hand made hat & Embroidery 帽子と刺繍の展覧会”、日曜日で終了いたしました。

型から作る手づくりの帽子の奥深いお話を、A-Naの中島梓さんから伺いました。

比較的私たちの身近に売られている帽子は、手に取ると固いですよね。A-Naの帽子は柔らかい。その上、美しい形をしているのです。量産されている帽子は形をキープさせる為に糊が使われているそうです。手づくりの帽子は、型を作り、そこに生地をのせ、スチームでじんわり、じんわりとその形に作り上げていくそうです。

型作りに数ヶ月、スチームで形を作り上げるのに数週間(季節によって変わるそうです)・・・と時間をかけて、ひとつひとつ作り上げたA-Naの帽子。フェルト製でリボンが巻かれた帽子を例にお話して下さったのですが、頭の形に馴染んで自分のものとなり、テーブルに置いたりしていくうちに、つばのあたりの形が変わったり、、、と持ち主のライフスタイルまで帽子に表れて、その人らしい帽子となっていくそうです。

何年もかぶっているうちに、リボンの部分とまわりのが変わってくることもあるらしく、そのようになったら、A-Naの中島さんがリボンのお取り替えをして下さるそうです。ちょうどそんな“リボンお取り替え”の第一期生が中島さんの元に届き始めた頃らしいです。ブランドを立ち上げられたのが2004年。なるほど。みなさん、大切にかぶられているのですね。

Atelier nico の木部訓子さんは刺繍会のベテランの方で、もともとご実家が刺繍業を営まれており、その家業をお継ぎになったそうです。また、大きな機械を何台もお持ちだそうで、木部さんがデザインしたものをデータとして機械に打ち込んで、生地に刺繍していくそうです。そのお話を聞くだけで複雑。そのデータを機械に打ち込むには、経験と技術がとても必要になってくるそうです。生地によって、糸の調整なども細やかに必要らしく、ミシンで直線縫いをするだけで「ふぅふぅ」言ってしまう私からは、想像つかない作業です。確かに、木部さんがデザインされる絵は、独特の滑らかなラインで美しく描かれていて、「これが刺繍で描けるなんて!」と驚いてしまう作品です。

おじいさまは、そういった刺繍をミシンを使ってご自身で刺繍をする技術を持たれていたとかで、そんじょそこらにはいない、優れた職人さんだったのでしょうね。

Atelier nicoの木部さんは、来年の始めあたりに東京で展覧会を予定されているそうです。

今回は、3日間とギャラリーオープン以来の展覧会の中で短く、あっと言う間でした。お忙しい中、お越しくださった方々、ありがとうございました。中島さん、木部さん、そして、木部さんの旦那さん、はるばる関西からどうもありがとうございました。

それから、ずっとお知らせしたかったのですが、Nidi galleryのロゴやホームページなどのデザインをして下さったデザイナーの宇賀田直人さんがパーソナルサイト<http://violetviolin.com/nu/>を開設されたそうです。こちらも、ぜひご覧ください!