Nidi gallery

“7人の女”の佇まい

2012.10.7

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よしいちひろ × sous le nez 2人展 “7人の女”、大盛況のうちに終えることができました。足を運んでくださったみなさま、展示くださったイラストレーターのよしいちひろさん、アロマスタイリストのsous le nezさん、誠にありがとうございました。

“7人の女”の呼吸、佇まいが感じられるような空間。よしいさんの絵とsous le nezさんの香りが寄り添うに存在し、観るものがイマジネーションを広げるほどにその絵と香りが頭の中で交わる。とても興味深い体験でした。

香りは記憶を掘り起こす力があり、この感覚は独特ですね。どんなにハイテクで便利になった社会でも、香りなどの原始的なものにはかなわない。

香りには思い出があり、おそらく、今回お越しくださったみなさまの中には、自然と自分のこれまでの体験に置き換えたりすることで共感される方も多かったのではないでしょうか。

また、今回のよしいさんとsous le nezさんの創り上げる世界には、少女の頃のような純真さと遊び心が詰まっており、多くの女性が心の奥底にずっと持ち続けている少女時代のわくわくする気持ちやとまらない妄想?(笑)、そして、“自分ではない誰か”への憧れ、という思いなどが蘇ってきたのでは、、とも思います。

「私だったら、この人(7人の中のひとりが表現された作品(香り)を指して)に憧れるけれど、実は、自分にはこの要素が全くない。この中で自分として当てはまるのは、どちらかというとこの人かな〜」

「◯◯さんは、この中の香りだったら、この人の香りに近い!」(と周りから言われることで自分が認識している自分と周りの認識の違いに気づく、、)

と言った風に、「その表現された7人の女性が実際にどんな人なのだろう?」と想像する他に、いろんな楽しみ方がありました。

7人の女性像を想像すること自体、実は、その女性像と自分との違いや共通点を考えることで、自分自身を知りたい、という最終地点に繋がっているのかもしれませんね。

また、展覧会に向けて制作された香りのプロダクト。プロダクトもおふたりの息の合った作品でもあります。

左手前は胸キュンな香り付きブラパット。こんな楽しみができるのは女性ならでは◎

会期中に開催したパーソナルフレグランスを作る“8人目の女”も大好評でした。そう、ご参加くださる方が、“7人の女”の次の“女”になれる訳です。

sous le nezさんの質問に導かれながら出来上がるフレグランス。そして、その一連のやり取りの中でよしいさんがイメージしたものをイラストレーションにし、ラベルにしてお持ち帰りいただきました。まさに、世界にひとつの自分のために作られたフレグランスです。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。また、満席になりご希望に添えなかった方も沢山いらしたので、申し訳ございませんでした。

それにしても、本当に香りを言葉でお伝えできない感じがもどかしくもあり、美しくもあり。香りという存在を改めて考えさせられた展示でした。

“7人の女”展は、来年、各地で巡回されるとのことで、東京にお住まいでない方もまだまだお楽しみいただける機会があるようです。どうぞお楽しみに。

さて、Nidi galleryでは、企画展が続きます。10月11日(木)〜17日(水)の一週間、イラストレーターで漫画家の越川律幸さんによる“ぼくのへやへ”を開催します。

1年ぶりの越川さんの個展です。ぜひ、この機会にお誘い合わせのうえ、お気軽に遊びにいらしてくださいね!