Nidi gallery

レフトオーバーズ/N.S.ハーシャ展

2008.8.11

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歯形のついた黄色いDM。
 
銀座のメゾンエルメスで開催されている”Leftovers<レフトオーバーズ>”という展覧会のお知らせが届いてから随分経つものの、ずっと行きたくてたまらなかったのですが、ようやく先日行って参りました。

メゾンエルメスの天井の高い贅沢な空間にどのようなインスタレーションが広がっているか、とワクワクしながらエレベーターで8階へ。エレベーターの扉が開き、そこに広がるのは、”Leftovers=食べ残し”の世界でした。

N.S.ハーシャはインドを代表するアーティスト。お皿代わりにバナナの葉を使ったワンプレートのインド料理が食べ散らかされています。食べ残しが乗ったバナナの葉がいくつもいくつも一列に床に並んでいて、100人分ぐらいあるのでは?と思うほど。このバナナの葉に乗った食べ残しの食事は、メゾンエルメスの床をゆるいカーブの線を描くように並んでいます。

もちろん、バナナの葉と食べ残しは、全て食玩でできていますが、とても精巧で、つい手でさわりたくなってしまうものでした。床に並ぶバナナの葉から、連想されるのは、地べたに並んで座り、食事をするインドの人々。人影は一つもないのに、食べ残しがあるだけで、つい先ほどまで人々がそこに存在したような気配。音やにおいは一切しないはずが、なぜか感じとれるように思いました。
 
同じものを用意されたはずの食事が、食べ残しがあることでそれぞれに食べた人の個性を表し、また、食べ散らかしたような様子は、民族の文化も感じ、どこか微笑ましくもありました。

シンプルな方法で、民族や文化を表現するN.S.ハーシャの世界。9月15日までの開催のようです。オススメなので、ご興味があれば、足を運んでみてはいかがでしょうか。